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化学基礎 酸と塩基の強弱 5分でわかる!

化学基礎
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はじめに

今回は、酸と塩基の強さについて解説します!文系の方や化学が苦手な方でもわかりやすいように、身近な例を使って説明します。これを読めば、強酸・強塩基、弱酸・弱塩基の概念を理解でき定期テストで点が取れるようになること間違いなしです!

電離度

・電離度とは、電離する割合のこと!
・電離度が高いと、その物質は強い酸や塩基になる!

例えば、塩酸 HClは水に溶けるとほぼ完全にイオンになります!これを「強酸」と言います。一方、酢酸 CH3COOH(お酢の成分)一部しかイオンにならないため、「弱酸」とされます。この違いを理解することが、酸と塩基の強さを見分けるポイントです

例)塩酸HCl(強酸)の電離の様子

  • 塩酸は全て電離している(厳密にはほぼ電離)ため、電離している割合が高い!
  • 電離度が高いと、水素イオンH濃度が大きくなる!
  • 電離度が大きい=水素イオンH濃度が大きい強酸!

例)酢酸 CH3COOH(弱酸)

  • 酢酸はほとんどが電離していないため、電離している割合が低い!
  • 電離度が低いと、水素イオンH濃度が小さくなる!
  • 電離度が小さい=水素イオンH濃度が小さい=弱酸

電離度の求め方

電離度は記号αで表す!
電離度は次の式で表される!

  • 電離度は割合を表すため、単位なし!
  • 強酸・強塩基濃度に関わらず、電離度はほぼ1である!
  • 強酸・強塩基の電離度は計算しなくてOK!1として扱う!

問題に挑戦!
0.1molの酢酸を水に溶かすと、水溶液中に水素イオンが0.001mol生じた。電離度αはいくらか

答えはこちらをクリック!

答えは0.01!

酸と塩基の強弱

強酸電離度がほぼ1で、多くのHを生じるため、酸としての働きが強い!
強塩基電離度がほぼ1で、多くのOHを生じるため、塩基としての働きが強い!
弱酸電離度が小さくHを少ししか生じないため、酸としての働きが弱い!
弱塩基電離度が小さくOHを少ししか生じないため、塩基としての働きが弱い!

※酸(塩基)の価数は、酸(塩基)の強弱とは関係ない!
例)硫酸:2価の酸強酸 , 炭酸:2価の酸弱酸

体に存在できる(するもの)は弱酸・弱塩基!
→酢酸(飲める!)、炭酸(飲める!)アンモニア(尿に含まれる!)

例1)弱酸と強酸の分類

例2)強塩基と弱塩基の分類

語呂合わせ
強酸:(HSO4) (HNOくら(HCl)い!
強塩基:バ(Ba(OH)2)カ(Ca(OH)2NaOH)!(KOH)
そのくらい!バカなこ!
※これ以外が、弱酸・弱塩基

酸と塩基の利用

トイレ用洗剤

トイレ用洗剤には、塩酸(HCl)が含まれています。塩酸は強酸で、尿石やカルシウムの沈着物を溶かすのに非常に効果的です。強い酸性の洗剤が、頑固な汚れを落とすのに役立ちます。

油汚れ洗剤

キッチンの油汚れを落とす洗剤には、弱塩基の成分が含まれています。例えば、重曹(炭酸水素ナトリウム)がその一例です。重曹は油汚れを中和し、分解しやすくすることで効果を発揮します。

パイプ用洗剤

パイプ用洗剤には、強い塩基性の成分が使われることが多いです。水酸化ナトリウム(NaOH)、別名「苛性ソーダ」はその代表です。これは、パイプ内の油脂やタンパク質を分解するのに非常に効果的です。

おわりに

いかがでしたか?酸と塩基の強さやその利用方法について、少しは理解が深まりましたか?この知識を覚えておくと、定期テストでの得点アップに繋がります。身近な洗剤の成分にも注目してみると、化学がもっと身近に感じられるでしょう!これからも、化学基礎・化学について文系の方にもわかりやすくカンタンに解説していきます!いかにおすすめの参考書を貼っておきますので、さまざまな問題にチャレンジしてください!

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