はじめに
化学結合の基本を理解することで、物質がどのように形作られ、私たちの周りの世界がどのように成り立っているのかを知ることができます。今回は、化学結晶の種類であるイオン結晶、共有結合の結晶、分子結晶、金属結晶について、カンタンに解説します!
化学結合による結晶
・結晶とは、粒子が規則正しく並んだ構造を持つ固体のこと
結合の種類
結合の強さ
- 共有結合 (ダイヤモンドをイメージしよう!)
- イオン結合(塩は溶けない!融点が高い=結合が強い!)
- 金属結合 (金属も融点はとても高い!鉄の融点は約1500度)
※イオン結合と金属結合はほとんど同じ強さ! - 分子間力(鉛筆で文字が書けるのは、分子間力が弱いから)
復習したい人へ!
①共有結合←こちらをクリック!
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③金属結合←こちらをクリック!
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構成粒子と構成元素
結晶のモデル
【イオン結晶】
例)NaCl
【共有結合の結晶】
例)ダイヤモンドC
【共有結合の結晶】
例)ドライアイスCO2
【金属結晶】
例)Naの単体
電気陰性度の差 結合の仕方と強さ
常温の状態と融点
電気伝導性 ・ 水溶性
化学式 ・ 主な物質
ポイント
問題にチャレンジ!
問1 次の(あ)〜(か)の物質の原子間の結合が、イオン結合であるもの、共有結合であるもの、金属結合であるものに分類せよ
(あ)マグネシウム (い)黒鉛 (う)水酸化カルシウム
(え)酸化ナトリウム (お)酸素 (か)ナトリウム
問2 次の❶〜❹の性質に当てはまるものを、語群からそれぞれ2つずつ選べ
- 融点は非常に高く、極めて硬い
- 固体の状態では電気を通さないが、水溶液になると電気を通す
- 融点は高いものから低いものがあり、常温で液体のものもある
- 常温で固体であるが、加熱すると気体になる
【語群】
ドライアイス、水銀、ヨウ素、硫酸マグネシウム、ダイヤモンド、塩化ナトリウム、アルミニウム、二酸化ケイ素
問題の解説
問1
イオン結合:う、え(金属元素+非金属元素)
共有結合:い、お(非金属+非金属)
金属結合:あ、か(金属+金属)
問2
❶:ダイヤモンド、二酸化ケイ素
(共有結合の結晶なので、めっちゃ結合大=融点もめっちゃ高い!)
❷:塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム
(電離のことを言っているのでイオン結晶を選ぶ!→金属+非金属!)
❸:アルミニウム、水銀
(金属は基本的に融点が高いが、基本的は強く水銀のみ液体!)
❹:ドライアイス、ヨウ素
(昇華のことを言っているので、分子結晶のものを選ぶ!ナフタレンとセットで覚えよう!)
最後に
「イオン結晶、共有結合の結晶、分子結晶、金属結晶」といった結晶の種類についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?これらの結晶は、私たちの身の回りにある物質の性質を理解するうえで非常に重要な役割を果たしています。日常生活の中で、少しでも結晶に興味を持っていただければ幸いです。科学の世界は奥深く、面白い発見がたくさんあります。ぜひ、これを機にさらに探求してみてください!これからも文系でもわかるようにカンタンに解説していきます!エックスも始めたのでフォローとチェックをお願いします!
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