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化学講師が教える 5分でわかる! 「分子間力」

共有結合と分子間力
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はじめに

今日は、化学の中でもよく耳にする「分子間力」について、文系の方でも分かりやすいように説明していきます。理系の言葉って難しそうに感じるかもしれませんが、実は身近なものに関連しています。それでは早速見ていきましょう!

分子間力とは?

分子間力とは、簡単に言うと分子間に働く力のことです。例えば、私たちが水を飲むとき、水の分子同士がバラバラにならずに一緒に動くのは、この分子間力が働いているからです。

分子間力の種類

分子間力には「ファンデルワールス力」と「水素結合」がある。

ファンデルワールス力

全ての分子間に働く弱い力

ファンデルワールス力の強さ

①極性分子はファンデルワールス力が大きい!

  • 極性分子は、わずかに電荷を帯びている。※極性分子の復習←ここをクリック!
  • 少こしながら、+ーの引力が働く!
  • 無極性分子より極性分子の方がファンデルワールス力が強い!

②分子が大きい(分子量が大きい)とファンデルワールス力が大きい!

・分子どうしが触れ合う表面積が大きいとその分結合が強く働く!

水素結合

水素結合とは、HF、HO、NHのように、電気陰性度の大きな原子(F、O、N)と水素原子が結合した分子には、一般の極性分子に比べてファンデルワールス力より大きな分子間力が働く

【水素結合ルール】

  • 結合の強さ:HーF > HーO > HーN
  • 水素非共有電子対1つとしか水素結合を作らない!
  • 水素結合するのはFON(フォン!)で覚えよう!強さ順もこの順番!

水素結合をする分子(HF、HO、NH

HF(フッ化水素)

H2O(水)

NH3(アンモニア)

水が1番結合力(沸点)が強い!
①結合の強さ:HーF > HーO > HーN
②水素結合の本数:HF(1本)、H2O(2本)、NH3(1本)
③分子全体の強さ:H2O > HF > NH3

結合の強さと、融点・沸点
①結合が強い=安定!熱に負けない!
②結合が弱い=不安定、、、少しの熱で違うものに変わってしまう、、
強い結合を切るためには、強い熱が必要!
結合が強いと温度を上げないと結合が切れないため、融点・沸点が高い

まとめ

・分子間力とは、分子間に働く力のこと
・分子間力の種類→①ファンデルワールス力 ②水素結合
・ファンデルワールス力は全ての分子間に働く弱い結合
・ファンデルワールス力が強いもの→①極性が強いもの ②分子が大きいもの
・水素結合:F、O、NとHの結合(フォンで覚える!)とても強い結合!
・水素結合の強さ:HーF > HーO > HーN
・水素結合をしている分子の強さ:H2O > HF > NH3
・結合が強い=融点・沸点が高い!

最後に

今回の分子間力について理解できたでしょうか?少し難しかったかもしれませんが、まとめのとこだけでもいいので覚えて見てください!水素結合があることで、水はとても小さな分子ですがとても結合力が高い、とても珍しい物質なのです!これからも化学基礎をカンタンに発信していきますのでお願いします!エックスも始めました!




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