― なぜ複利は人類最大の発明と呼ばれるのか ―
複利とは?【結論から理解する】
複利(ふくり / Compound Interest)とは、
元本だけでなく、過去に得た利息や利益にも利息がつく仕組み
のことです。
一見シンプルですが、複利は
数学・物理学・生物学・経済学・心理学
すべてに共通する「成長の基本原理」です。
アインシュタインが
「複利は人類最大の発明である」
と語った(とされる)理由も、ここにあります。
単利と複利の違い
| 項目 | 単利 | 複利 |
|---|---|---|
| 利息の計算 | 元本のみ | 元本+利息 |
| 成長の形 | 直線的 | 指数関数的 |
| 長期運用 | 不利 | 圧倒的有利 |
複利の本質は「利率」ではなく「構造」です。
数学で見る複利【指数関数の正体】
複利は次の式で表されます。
将来価値 = 元本 × (1 + 利率) ^ 期間
これは指数関数(exponential function)。
指数関数の特徴
- 最初はほとんど増えない
- 途中から急激に加速する
- 人間の直感とズレやすい
👉 多くの人が
「複利は意味がない」
「全然増えない」
と感じる理由は、前半しか見ていないからです。
科学的に見る複利【自然界との共通点】
① 生物学:細胞分裂と増殖
- 細菌
- がん細胞
- 人口増加モデル
すべて
「増えたものが次を生む」=複利構造
② 物理学:連鎖反応
- 核分裂
- 化学反応速度論
一定条件下では
指数的な増加を示します。
③ 情報科学:ネットワーク効果
- SNS
- プラットフォーム
- AI学習
これも完全に複利。
👉 複利は「自然法則」
お金だけの話ではありません。
なぜ人間は複利を理解できないのか【行動経済学】
● 指数関数バイアス
人は指数的成長を必ず過小評価します。
● 現在バイアス
未来の利益より、今の快楽を重視する。
● 損失回避性
短期の下落に耐えられない。
👉 だから
複利を理解した少数派だけが恩恵を受ける
複利を最大化する3要素【超重要】
① 時間
複利は後半で爆発します。
| 年数 | 体感 |
|---|---|
| 0〜10年 | ほぼ増えない |
| 10〜20年 | 明らかに増える |
| 20〜30年 | 別次元 |
② 再投資
- 利益を使う → 単利化
- 利益を再投資 → 複利維持
③ 継続
途中でやめると
一番おいしい後半を捨てることになる
シミュレーション例【具体的数字】
毎月3万円・年利5%・30年
- 元本:1,080万円
- 最終金額:約2,500万円
👉 約1,400万円は「複利が生んだお金」


複利を活かせる代表的な金融商品
① 投資信託(インデックス型)
王道かつ最強
おすすめ例
- eMAXIS Slim 全世界株式
- eMAXIS Slim S&P500
低コスト・分散・自動複利。
② 新NISA
複利 × 非課税 = 破壊力最大
- 運用益非課税
- 再投資効率が激増
👉 複利をやるなら必須制度。
③ iDeCo
- 掛金控除
- 運用益非課税
- 受取時優遇
👉 時間×複利の究極形
銀行預金はなぜ弱いのか
- 金利が低すぎる
- インフレに負ける
👉 「増やす」より「守る」場所。
複利を深く理解できるおすすめ書籍【SEO強】
①『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』
おすすめ度:★★★★★
- 小さな改善が爆発する理由
- 継続=複利の正体
- 人生全体に応用可能
👉 複利を“体感”できる名著
②『敗者のゲーム』
おすすめ度:★★★★★
- 売買=複利破壊
- 市場平均を取り続ける強さ
- 長期投資の思想書
👉 インデックス投資家の必読書。
③『ウォール街のランダム・ウォーカー』
おすすめ度:★★★★☆
- 市場は予測不能
- データが示す長期複利
- 学術的裏付けが強い
④『投資の大原則』(バートン・マルキール他)
おすすめ度:★★★★☆
- 分散
- 低コスト
- 長期
👉 複利を壊さないための教科書。
複利思考はお金以外にも使える
- スキル:毎日1%成長
- 健康:小さな習慣
- 人間関係:信頼の蓄積
👉 複利は人生戦略
よくある誤解
❌ 複利はすぐ増える
→ 増えない。最初は退屈
❌ 利率がすべて
→ 時間が9割
❌ 投資は怖い
→ 複利を捨てる方がリスク
まとめ:複利とは何か
- 複利=自然法則
- 時間・再投資・継続がすべて
- 理解した人から静かに勝つ
- 最大の敵は「何もしないこと」
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