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化学基礎 中和滴定 5分でわかる!

化学基礎
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はじめに

化学の授業で耳にしたことがあるかもしれない「中和滴定」。なんだか難しそうなイメージがあるかもしれませんが、実はとてもシンプルな考え方です。このブログでは、中和滴定を文系の方にもわかりやすく解説し、基本的な流れや図を使って説明します。中和滴定の基本を理解して、化学への苦手意識を少しでも解消しましょう!

中和滴定とは?

中和反応(復習)

酸と塩基が反応して、水と塩を生成する反応のことです。例えば、レモン汁(酸)と重曹(塩基)が反応して炭酸ガスを発生する現象を思い浮かべてください。これは日常で目にする中和反応の一例です!

滴定とは

滴定とは、ある溶液の濃度を測定するために行う操作です。具体的には、濃度の分からない溶液に対して、濃度の分かる溶液を少しずつ加えながら、その反応を観察していきます。pH指示薬(フェノールフタレイイン,メチルオレンジ)を使うことで、反応が終わったことを視覚的に確認することができます。

中和滴定の仕組み

中和滴定では、酸の溶液と塩基の溶液を使います。例えば、濃度の分からない酢酸(CH3COOH)に、濃度の分かる水酸化ナトリウム(NaOH)を少しずつ加えます。このとき、指標として使うフェノールフタレインが溶液が無色→赤紫色に変化したら中和反応が完了したことになります!

中和滴定の手順

必要な器具

  • ビュレット
    滴定する溶液を少しずつ加えるためのガラス製の管。目盛がついているので、加えた溶液の量を正確に測ることができる
  • ホールピペット
    正確な量の液体を量り取るための器具。特に、20mLや25mLといった少量の体積を精密に測定するのに使用する。滴定に要する水溶液の体積を知るために使う
  • メスフラスコ
    正確な濃度の溶液を調整する
  • コニカルビーカー(三角フラスコでもOK)
    滴定する水溶液を入れる。酸と塩基の水溶液を反応させる

器具の洗い方

  • ビュレット
    使用する水溶液で内側を洗う!(共洗い

    *理由→酸性(塩基性)の水溶液を入れて滴下するため、水に濡れていると濃度が薄くなってしまうから
  • ホールピペット
    使用する水溶液で内側を洗う!(共洗い

    理由→酸性(塩基性)の水溶液を入れて滴下するため、水に濡れていると濃度が薄くなってしまうから
  • メスフラスコ
    純水で洗う!

    理由→酸(塩基)の物質を水溶液にするため、純水に濡れていてもOK!
  • コニカルビーカー(三角フラスコでもOK)
    純水で洗う!

    理由→酸と塩基が反応するするため、純水があってもなくても変わらないから!

共洗い覚え方!
器具の名前の最後にがつくのは共洗い!

中和滴定の流れ

例)シュウ酸と水酸化ナトリウムの中和

STEP
標準溶液のを調整する

標準溶液とは濃度がわかっている溶液のことである!❸のメスフラスコを用いて、濃度を調整する!

①電子天秤などで、必要なシュウ酸をはかり取ったらメスフラスコに入れる
②水をメスフラスコの標線まで入れる!(しっかりと蓋をして混ぜる!)

STEP
ホールピペットを用いて、❶で調整した溶液をコニカルビーカーに移す

①step1ではシュウ酸の濃度のみ調節したので、必要な体積をホールピペットで測る必要がある!
②①で測りとったシュウ酸水溶液をコニカルビーカーに移す!

STEP
濃度が分からない水酸化ナトリウム水溶液をビュレットに入れる

水酸化ナトリウム潮解性を示すため、正確に濃度を測ることができない
潮解性→空気中の水を取り込んで水溶液になる性質のこと

目盛の見方に注意する!

STEP
❷で作成したシュウ酸の水溶液に❸を少しずつ滴下する
  • コニカルビーカーにpH指示薬(今回はフェノールフタレイン溶液)を滴定前に入れる!
  • 滴下していくとフェノールフタレインによって、一瞬赤紫色になるがかき混ぜると色が消える
  • 色(赤紫)が消えなくなったら滴下をやめる!(過不足なく中和した)
  • ビュレットの目盛を読み、どのくらい滴下したかを読み取る!

おわりに

中和滴定は、化学の基本的な実験技法の一つです。酸と塩基の反応を利用して、未知の溶液の濃度を測定するこの方法は、実験だけでなく、日常生活の中でも応用が効く知識です。例えば、料理や掃除の際に酸性やアルカリ性の性質を理解することが役立ちます。このブログを通して、中和滴定の基本的な仕組みを理解していただけたなら嬉しいです。化学に対する興味が少しでも湧いてきたら、ぜひ他の実験にもチャレンジしてみてください!

これからも文系の方にもわかるように、化学基礎・化学を解説していきますのでチェックお願いします!

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