日本列島に強い寒波が押し寄せ、各地で真冬並み、あるいはそれ以上の冷え込みが予想されています。
そんな中、
- 「外に出ると急に肌がかゆくなる」
- 「冷たい風に当たった部分が赤く腫れる」
- 「冬になると毎年、原因不明のかゆみに悩まされる」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
それは単なる乾燥ではなく、「寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)」という症状かもしれません。
本記事では、
医学博士・アレルギー専門医である堀向健太先生の記事内容をもとに、
- 寒冷蕁麻疹とは何か
- 乾燥肌との違い
- 放置した場合のリスク
- 日常生活でできる対策
- 冬に役立つおすすめアイテム
を、専門知識がなくても理解できるように解説します。
※筆者は医師ではありません。診断・治療については必ず医療機関を受診してください。
寒冷蕁麻疹とは?冷えが引き金になるアレルギー反応
堀向健太先生によると、寒冷蕁麻疹とは、
冷たい空気や水などの寒冷刺激によって、皮膚に蕁麻疹が出現する病気
とされています。
よく見られる症状
- 冷気に触れた部分が赤く盛り上がる
- 強いかゆみやヒリヒリ感
- 数十分〜1時間ほどで自然に引くことが多い
特に、
顔・手・首・耳・太ももなど、外気にさらされやすい部位に起こりやすいのが特徴です。
乾燥によるかゆみとの違いが重要
冬のかゆみ=乾燥肌と思いがちですが、寒冷蕁麻疹とは性質が異なります。
見分けるポイント
| 比較項目 | 寒冷蕁麻疹 | 乾燥肌 |
|---|---|---|
| 発症 | 冷えた直後 | 徐々に |
| 見た目 | ミミズ腫れ状 | カサつき |
| かゆみ | 強い | 比較的軽い |
| 消失 | 比較的早い | 持続的 |
👉 「冷たい風に当たった直後に赤く腫れる」場合は寒冷蕁麻疹の可能性が高いとされています。
なぜ起こる?寒冷蕁麻疹の仕組み
専門医の解説によると、寒冷刺激を受けることで体内からヒスタミンという物質が放出され、
- 血管が拡張
- 皮膚が腫れる
- かゆみが出る
という反応が起こると考えられています。
起こりやすい人の傾向
- アレルギー体質
- 自律神経が乱れやすい
- 体温調節が苦手
年齢を問わず起こりますが、若年層に比較的多いとも報告されています。
【要注意】重症化すると命に関わることも
堀向先生の記事で特に注意喚起されているのが、重症例の存在です。
報告されているリスク
- 冷水に入った直後の
- 急激な血圧低下
- めまい
- 意識障害
- アナフィラキシー反応
特に危険とされているのが、
- 冬の海や川
- 冷水シャワー
- 雪遊び後に一気に冷える行動
👉 寒冷蕁麻疹が疑われる人は、全身が急激に冷える状況を避けることが重要とされています。
もしかして?寒冷蕁麻疹セルフチェック
以下に当てはまる項目が多い場合、寒冷蕁麻疹の可能性が考えられます。
- 冬になると毎年同じ症状が出る
- 冷たい風で肌が赤く腫れる
- 冷水で手を洗うと強くかゆくなる
- 温まると症状が軽減する
✔ 複数当てはまる場合は、皮膚科やアレルギー科への相談がすすめられています。
日常生活でできる寒冷蕁麻疹対策
① とにかく冷やさない
基本中の基本は防寒です。
- マフラー
- 手袋
- ネックウォーマー
特に、首・手首・足首を守ることが大切だと言われています。
② 急激な温度差を避ける
- 帰宅後すぐの冷水使用を控える
- シャワーはぬるめ(38〜40℃)
👉 急な冷却・加温は症状を誘発しやすいそうです。
③ 保湿で皮膚バリアを守る
皮膚が乾燥すると刺激に弱くなり、症状が出やすくなるとされています。
寒冷蕁麻疹対策に役立つおすすめ商品
※以下は一般的なセルフケア商品です。使用に不安がある場合は医師に相談してください。
【おすすめ①】高保湿クリーム(ヘパリン類似物質)
特徴
- 肌の水分保持をサポート
- 冬の乾燥対策に定番
市販例
- HPクリーム
- ビーソフテン
👉 入浴後すぐの使用がポイント
【おすすめ②】低刺激ボディソープ
選び方
- 無香料
- アミノ酸系
例
- ミノン全身シャンプー
- キュレル泡ボディウォッシュ
【おすすめ③】防寒アイテム
- シルクインナー
- ネックウォーマー
- 風を通しにくい手袋
👉 肌に直接冷気を当てない工夫が重要です。
子どもの寒冷蕁麻疹にも注意
専門医の間では、小児の寒冷蕁麻疹も増えていると指摘されています。
注意したい場面
- 冬のプール授業
- 登下校時の防寒不足
学校や園と事前に情報共有しておくと安心です。
受診の目安
以下の場合は、医療機関への相談がすすめられています。
- 毎年繰り返す
- 全身に蕁麻疹が出る
- めまいや息苦しさを伴う
- 日常生活に支障がある
まとめ|「ただの冬のかゆみ」と侮らないことが大切
寒冷蕁麻疹は、
正しく知り、冷えを避けることでリスクを下げられる症状とされています。
この記事のポイント
- 冷えによるかゆみは蕁麻疹の可能性
- 重症例では全身症状の報告もある
- 防寒・保湿・温度差対策が基本
- 気になる場合は専門医へ
寒さが厳しい今こそ、
自分や家族の肌トラブルを見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
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