結論から言います。
ウンウントリウムは、「日本が世界で初めて作り出した」「人類史上トップクラスに重い」「存在できるかどうかギリギリ」の原子です。
しかもこの元素、
- ほんの数個しか作られていない
- 目で見ることも、触ることもできない
- それでも「発見」として認められている
という、かなりロマンの塊みたいな存在です。
「ただの元素の一つでしょ?」と思っていると、いい意味で裏切られます。
そもそもウンウントリウムって何者?
ウンウントリウム(Ununtrium)は、原子番号113の元素です。
ポイントはここ👇
- 自然界には1個も存在しない
- 人類が人工的に作った元素
- 作れるのは世界でもごく限られた研究施設だけ
つまりウンウントリウムは、
「地球には存在しなかった原子を、人類が初めて生み出した証拠」
とも言えます。
現在は正式名称として**ニホニウム(Nihonium, Nh)が採用されています。
ウンウントリウムは何がすごい?【ガチですごい3点】
① 日本が“ゼロから世界一”になった元素
ウンウントリウム最大のインパクトは、
日本が単独で世界に認めさせた初の元素
だという点です。
新元素の発見は、
- アメリカ
- ロシア
- ドイツ
といった科学大国が独占してきました。
その中で日本の理化学研究所(RIKEN)が、
- 自力で作り
- 自力で証明し
- 世界標準として認めさせた
これは正直、オリンピック金メダル級どころじゃない快挙です。
② 周期表の「最後の空白」を埋めた存在
周期表は完成された表に見えますが、
実は2000年代初頭まで、下の方は穴だらけでした。
ウンウントリウム(113番)は、
- 第7周期
- 13族
という、理論上は存在するはずなのに未発見だった場所を埋めた元素です。
これによって、
周期表は「予想」から「実証」へ
と一段階進みました。
つまりウンウントリウムは、
教科書の完成度を一段引き上げた元素
でもあります。
③ 「そもそも存在できるの?」というレベルの原子
ウンウントリウムは超重元素に分類されます。
ここがヤバい👇
- 原子核が重すぎて崩壊寸前
- 作っても数秒で消える
- それでも「原子」として成立している
これはつまり、
物質が原子として存在できる限界ライン
を、人類が実験で踏み越えたということです。
理論だけでなく、現実で。
どうやって作ったの?(無茶すぎる方法)
ウンウントリウムは、
- 重い原子核同士を
- 超高速で
- 正確に衝突させる
という、ほぼ運ゲーのような方法で作られます。
成功確率は、
数兆回に1回レベル
それを何年も続けて、
「3回できた」
という事実を積み上げて、やっと認められました。
普通に考えて、狂気です(もちろん良い意味で)。
なぜ「ウンウントリウム」という名前だったのか
ウンウントリウムは仮の名前です。
- un(1)
- un(1)
- tri(3)
で、意味はただの「113番」。
あえて言えば、
名前すら与えられていなかった段階の元素
だったということ。
この無骨さが、逆に印象に残り、今も検索され続けています。
ニホニウムという名前が持つ重み
2016年、正式名称は
ニホニウム(Nihonium)
に決まりました。
これは、
- 日本(Nihon)に由来
- 日本発の科学成果を永久保存
という意味を持ちます。
元素名は一度決まると、
未来永劫、世界中の周期表に載り続けます。
これ、冷静に考えるとめちゃくちゃすごいです。
性質は?使えるの?
正直に言うと、
使えません。
- 半減期は数秒
- すぐ壊れる
- 作るのが大変すぎる
でも問題ありません。
ウンウントリウムの価値は、
「役に立つか」ではなく「到達したか」
にあります。
なぜ今でも検索されるのか
理由はシンプルです。
- 名前が異様
- 日本発という物語性
- 教科書世代のズレ
特に「ウンウントリウム 何がすごい」は、
好奇心ど真ん中の検索ワード
です。
まとめ|ウンウントリウムは人類の到達点
ウンウントリウム(Ununtrium, Uut)は、
- 日本が世界に殴り込んで勝った元素
- 周期表の最後を埋めたピース
- 原子の限界を実験で証明した存在
です。
見えないし、触れないし、使えない。
それでもなお、
「人類がここまで来た」という証拠
として、ウンウントリウムは周期表に刻まれ続けます。
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