🧠 この記事で解決できること
- 「可視光線ってなに?」
- 「色はどうやって決まるの?」
- 「紫外線・赤外線と何が違うの?」
- 「LEDや虹、テレビの色の仕組みが知りたい」
🌈 第1章:そもそも「可視光線」ってなに?
まず結論から──
📌 可視光線とは、私たちの目で見ることのできる“光”のこと。
科学的には、「電磁波のうち波長が約380~750nm(ナノメートル)の範囲」の光を指します。
🔬 可視光線の基本情報
🟩【可視光線の基礎知識】
・分類:電磁波の一種
・波長:380〜750nm(ナノメートル)
・色:紫 → 青 → 緑 → 黄 → 橙 → 赤(波長が長くなるほど“赤寄り”)
・光源:太陽、蛍光灯、LEDなど
🔍 第2章:可視光線=電磁波の一部ってホント?
はい、光は電磁波の一種です。
電磁波には次のような種類があります:
種類 | 波長の長さ | 特徴 |
---|---|---|
ガンマ線 | 非常に短い | 放射線治療などに利用 |
X線 | 短い | レントゲンに使われる |
紫外線 | 目に見えない | 日焼けや殺菌灯に使う |
可視光線 | 380〜750nm | 私たちが見える光 |
赤外線 | 長い | リモコンや温度計 |
マイクロ波 | 長い | 電子レンジに使う |
ラジオ波 | 非常に長い | 通信に使う |
🎨 第3章:色はどうやって見えるの?
光の色は「波長の違い」で決まります。
色 | 波長(目安) |
---|---|
紫 | 380〜450nm |
青 | 450〜495nm |
緑 | 495〜570nm |
黄 | 570〜590nm |
橙 | 590〜620nm |
赤 | 620〜750nm |
👁 人間の網膜には「RGB(赤・緑・青)」の**視細胞(錐体細胞)**があり、それぞれの波長をキャッチして「色」を認識します。
🌈 第4章:虹はなぜ七色に見えるのか?
虹は、雨粒がプリズムのように光を分解することで見えます。これは**「分光」**という現象です。
➡ 白色光(太陽光)は実は「複数の波長の光の集まり」で、屈折率の違いで色がバラけて見えます。
🔦 第5章:LED・テレビ・スマホ画面も“可視光”のマジック!
現代の光は、技術の結晶です。
- LEDは、波長を人工的に調整して色を出す
- 液晶ディスプレイやスマホ画面は、RGBを組み合わせて色を表現している
📺 テレビの「4K」や「HDR」も、可視光の“階調表現”の進化によって、色のリアリティが増しているのです。
🚨 第6章:紫外線・赤外線との違いは?
- 紫外線(UV):可視光より短い波長(見えない)、肌を焼く・殺菌作用
- 赤外線(IR):可視光より長い波長(見えない)、熱を伝える・温度計などに利用
つまり…
📌 可視光は「見える電磁波」で、紫外線・赤外線は「見えない電磁波」
🧪 第7章:可視光はどんなところに使われているの?
応用例 | 内容 |
---|---|
照明 | LED・蛍光灯など |
表示 | ディスプレイ・スクリーン |
通信 | 光ファイバー |
芸術 | 色彩理論・照明演出 |
医療 | 可視光線治療・診断技術 |
科学 | 分光分析・天文学 |

💬 第8章:よくある疑問Q&A
Q:赤外線カメラってどう見えるの?
A:熱の分布を、赤外線で“色化”して見せているだけで、実際の目では見えません。
Q:なぜ黒い服は暑い?
A:全ての可視光を吸収するから。白は反射するので涼しく感じます。

📝 まとめ
✅【この記事のまとめ】
・可視光線=目に見える電磁波(波長380〜750nm)
・色は波長によって決まる(RGBの仕組み)
・虹やLED、テレビもすべて可視光線の応用
・紫外線や赤外線は“見えない電磁波”
・日常生活のあらゆるところで使われている
📢 最後に一言
科学を知ると、世界が“光り輝いて”見えてきます。
「なんでこの色が見えるんだろう?」と疑問を持った瞬間、あなたはもう科学者です🧪✨
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