はじめに
スライムは子供から大人まで楽しめる科学実験として人気があります!その魅力は、簡単な材料と手順で作成できること、そして出来上がったスライムの触感や遊び方にあります。しかし、スライムにさまざまな物質を加えることで、どのような変化が起こるのかを知るのもまた興味深いものです。今回は、スライムにレモン汁と塩を加えたときにどのような変化が起こるのかを探ってみましょう。
実際にやってみよう!
左に塩、右にレモンをかけていく!
- 左(塩)はスライムが固くなった!
- 右(レモン)はスライムが柔らかくなり、水が溶け出してきた!
原理についての解説!
スライムに塩を加えると固くなった理由!?
・塩は脱水作用(水を引き寄せる)があるため、スライムの水分が減少し固体に近づくため硬くなります!
・上手くいけば、弾力のあるスーパーボールを作ることもできます!
塩をかけると白くなったのはなぜ?
スライムは通常、ポリビニルアルコール(PVA)とホウ砂から作られるポリマー(何回も繰り返し結合すること)です。水分が減少すると、これらのポリマー鎖が収縮し、より密な構造を形成します。この密な構造が光を散乱させるため、スライムが白っぽく見えるようになります。
スライムにレモンを加えると柔らかくなった理由!?
・レモン(クエン酸)がPVAとホウ酸イオンの水素結合を邪魔することで、みんながバラバラになる!
・そのため、スライムとしての構造を保てなくなり、液体に近づくため柔らかくなる!
おわりに
スライムにレモン汁や塩を加えることで、その物性や触感が大きく変化することが分かりました。レモン汁を加えるとスライムが柔らかくなり、べたつきが増す一方で、塩を加えるとスライムが硬くなり、触感が変わります。これらの変化を通じて、スライムがどのように構造を持っているか、またどのように外部の物質に反応するかを理解することができます。次回のスライム作りでは、ぜひこれらの実験を試してみてください。
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