はじめに
周期表は、化学の世界で使われる基本的なツールです。これは、元素を原子番号の順に整理した表であり、化学的性質や挙動のパターンを理解するのに役立ちます。また、周期表をしっかり理解することで、元素同士の繋がりや性質を容易に想像できるようになります。今回も文系の方にもわかりやすく解説していくので、安心してご覧ください!楽しく語呂合わせで覚えていきましょう!
※1、2、17、18族は必ず覚えて帰ってください!
周期表と周期律
・周期律:元素を原子番号順に並べると現れる元素の性質の周期性電子配置と関係が深い!
・発見した人:メンデレーエフ
※周期表の横を周期、縦を族と呼ぶ
元素と周期表
典型元素
- 1,2,12〜18族元素(緑、ピンク、うすピンク、白以外)のこと。
- 同族元素は価電子の数が等しく、性質が似ている!
アルカリ金属
- 典型元素に分類される
- 水素Hを除く1族の元素(左の青いところ)
- 価電子の数が1つ、1価の陽イオンになりやすい
- 1族語呂合わせ:えっち(H)でリッチ(Li)な(Na)かーちゃん(K)ルビー(Rb)せしめて(Cs)フランス(Fr)へ!
- アルカリ金属語呂合わせ:リッチ(Li)な(Na)かーちゃん(K)ルビー(Rb)せしめて(Cs)フランス(Fr)へ!
アルカリ土類金属
- 典型元素に分類される
- ベリリウムBe、マグネシウムMgを除く2族の元素(左から2番目の黒枠のところ)
- 価電子の数が2つ、2価の陽イオンになりやすい
- 2族語呂合わせ:ベット(Be)に潜って(Mg)彼と(Ca)する(Sr)バ(Ba)ラ(Ra)色
- アルカリ土類金属語呂合わせ:彼と(Ca)する(Sr)バ(Ba)ラ(Ra)色
ハロゲン
- 典型元素に分類される
- 17族の元素
- 価電子の数が7つ、1価の陰イオンになりやすい
- 語呂合わせ:①ふっ(F)くら(CL)ブラジャ(Br)ー愛(I)のあと(At)、②ふっ(F)くら(Cl)収(Br)容(I)
(②に関しては、Atはほとんど、問題に出てこないので割愛。)
貴ガス
- 典型元素に分類される
- 18族の元素
- 価電子の数が0、安定でイオンになりにくい
- 語呂合わせ:変(He)なねーちゃん(Ne)ある(Ar)暗闇(Kr)でキス(Xe)連発(Rn)
遷移元素
- 3〜11族(緑のところ)元素(全て金属元素)
- 価電子の数が1、2のものが多く、隣り合う元素同士の性質が比較的似ている
最後に(まとめ)
- アルカリ金属:リッチ(Li)な(Na)かーちゃん(K)ルビー(Rb)せしめて(Cs)フランス(Fr)へ!
- アルカリ土類金属:彼と(Ca)する(Sr)バ(Ba)ラ(Ra)色
- ハロゲン:ふっ(F)くら(Cl)収(Br)容(I)
- 貴ガス:変(He)なねーちゃん(Ne)ある(Ar)暗闇(Kr)でキス(Xe)連発(Rn)
ここも抑えよう!
価電子の数が同じ(数が近いと)同じような性質になる!
例)Li (2-1),K(2-8-8-1) と N (2-5), P(2-8-5)
周期表は、化学の不思議な世界を探求するための貴重なものであり、化学を学ぶ者や興味を持つ者にとっては欠かせない存在です。その多くの要素が私たちの身の回りにあり、私たちの生活や世界の仕組みを理解する手助けとなっています。周期表の不思議は、まだまだ果てしなく、今後も様々な元素が人類によってつくられるでしょう。化学の新たな発見や理解が進むにつれ、周期表もまたその謎を解き明かす手がかりになります。周期表は、科学の素晴らしさを知る窓であり、私たちの知識と理解を深めるための貴重なものです。
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